理想の睡眠時間は何時間??
「一日の最低睡眠時間は?」
「何時間睡眠が良いの?」
ひとくちに睡眠といっても、年齢や、季節、長く眠る「ロングスリーパー」、短い時間でもOKの「ショートスリーパー」と人それぞれのようです。
日本人の睡眠時間は長い?短い?
総務省の社会生活基本調査によると、日本人の平均睡眠時間は7時間42分。女性は男性に比べて睡眠時間が13分短くなっています。1960年には約70%の人が夜10時に眠っていたのが、2010年には24%に激減し、睡眠時間は60分少なくなっています(NHK国民生活調査)。日本社会の夜型化または24時間型化など、様々な社会環境の変化が、睡眠時間の短縮をもたらしているようです。
世界の国々と比較しても日本人の睡眠時間は最も短く、習慣的に昼寝をとる人の割合も少ないことが報告されています。
年齢とともに睡眠時間は減少する
新生児期や乳児期は1日に複数回の睡眠をとる「多相性睡眠」です。幼児期から学童期にかけては、生涯のうちで最も深いノンレム睡眠が多く、熟睡します。深いノンレム睡眠期には、下垂体から成長ホルモンが大量に分泌され、成長期の子どもの骨を伸ばし、筋肉を大きくします。文字どおり「寝る子は育つ」のです。
成人になると、夜間の睡眠時間は短縮し、1日1回の「単相性睡眠」になります。老人になると夜は早く眠りますが、、睡眠は浅く、早朝に覚醒します。昼間は居眠りが多く、小児期に似た多相性睡眠になります。
睡眠時間は、新生児で16時間、小児期で10~12時間、青少年期で8.5~10.5時間、青年期~中年期にかけては7~8時間、その後は加齢とともに短縮します。
睡眠時間は生活様式によって影響されます。日中活発に過ごした場合、睡眠不足が続いた場合、より長い睡眠が必要になります。
また季節によっても変動します。春先、何だか眠たいと思う事はありませんか?この眠気は、韓国では「春困病」、ヨーロッパでは、「春の眠気」と呼ばれています。冬は寒さのために眠りが浅く、何度も目を覚まします。日本人の睡眠時間は7~8月に短く、11月~12月に長くなるようです。
日中しっかり覚醒して過ごせるかどうかを睡眠充足の目安とし、睡眠時間自体にこだわらないことが重要です。
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