日焼けで湿疹!?自宅でできる正しい4つの対処法とは
夏もいよいよ本番!
でも外出したとき家に帰ると・・あれ?肌にポツポツ・・
このブツブツは見栄えも悪く、おしゃれ女子には大敵!正しい対処法でブツブツを解消して湿疹に負けない毎日を過ごしましょう。
日焼けで湿疹が出る?
日焼けをしたあとに湿疹ができることを、「日光湿疹」といい、この日光湿疹は「日光皮膚炎」や「紫外線アレルギー」とも呼ばれています。たかが湿疹と思っているかたも多いですが、れっきとした肌の病気です。
日焼けのもとになる紫外線には、A波、B波、C波がありますが、湿疹などを引き起こすのは主に「B波」。ちなみにB波は、シミやそばかすの原因にもなる、女性の肌には大敵の紫外線なのです!
この紫外線B波に打ち勝つ力よりもB波のパワーが上回るとカラダの防御反応でブツブツ・・湿疹が起こってしまいます。また、日光湿疹は遺伝や、日焼け止めに配合されている薬剤でも反応してしまうことがあります。
「日光湿疹」についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にして下さい。
日光湿疹の症状とは
あれ?もしかして日光湿疹だったの?と思った方もいると思います。日光湿疹は日焼けした場所にあらわれます。皮膚にあらわれる症状として
- 発疹
- 蕁麻疹
- 水ぶくれ
- かゆくなる
- 腫れ
- かぶれ
このような症状が起こります。発疹だけでなくかゆみや、かぶれ、水ぶくれも日光湿疹に当てはまるので、日焼けをした後このようなトラブルが起こるという方は、日光湿疹の可能性があります!
「水ぶくれ」についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にして下さい。
さらに紫外線は目からも入るので、目に悪影響を及ぼす他、全身にも様々な症状が出てしまうんです!
- 目の充血
- 涙が出る
- 目の異物感
- 頭痛
- 吐き気
- 発熱
このような症状を感じる場合も注意が必要です!肌だけでなく全身にまで症状が現れるとは・・紫外線アレルギーを侮ってはいけません!
「湿疹」についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にして下さい。
日焼け湿疹4つの対処法
湿疹はだいたい「2~3日」で自然に治りますが、一度ブツブツが起きるようになると一生付き合っていかなければならなかったり、人によってはブツブツが酷くなってしまうこともあります。
ここで正しい湿疹の対処法を知り、ブツブツができても慌てないよう対処しましょう!
①炎症は冷やすのが大切!湿疹部分をしっかり冷やす
湿疹ができているということは、肌が炎症を起こしているというサイン!まずは炎症をおこしている部分の熱を取りましょう。
濡らしたタオルや、保冷剤をタオルで巻いたものを使用してしっかり冷やして下さいね。触ってみて熱が取れたと感じるところまでしっかり冷やすことが大切です。
②乾燥が大敵!外と中から水分を補充して
エアコンや汗が乾くことにより、肌はどんどん乾燥していきます。さらに、夏は汗をたくさんかくので、カラダの中の水分が少なくなり肌にも悪影響が・・!
そこで、こまめに水を飲むことと、日焼けをした後の肌にたっぷりと化粧水をなじませて保湿をすることを忘れないようにしましょう。保湿がしっかりできると、肌のバリア機能が働いて、日焼けに負けない肌づくりのサポートにもなります。
③日焼けをしない対策を
湿疹ができてしまったら、その部分がひどくならないように日焼け対策を十分にしましょう!日焼け止めはこまめに塗り直し、サングラスをかけたりUVカットの服や帽子をかぶり、日焼け対策を徹底してくださいね。
④最終手段!かゆみを抑える市販薬を使う
湿疹がかゆくてかゆくて耐えられない!という場合はドラッグストアで売っているかゆみやかぶれ用の市販薬を使用しましょう。しかし、注意してほしいのはステロイドが入った市販薬。使用後にさらに症状が悪くなってしまったというケースもあるようです。
ひどいかゆみがある場合は、しっかり冷やして、皮膚科の先生に相談してください。
病院での検査と処置
日焼けによる湿疹はアレルギーでもあります。そのため、一度ブツブツができると、日焼けをするたびにブツブツが・・なんてことになります。
さらに人によっては、どんなに気をつけても症状が改善しなかったり、逆にどんどん酷くなっていく場合もあります。その場合はぜひ皮膚科で適切な検査と処置を受けましょう。皮膚科では検査をして原因にあった治療をしてくれます。
正しい対処法で対策を
日焼けは湿疹といった肌トラブルを引き起こすやっかいなもの。湿疹ができてしまったらまずは冷やすことが大切です!
さらにその湿疹がひどくなったり、日焼けをするたびにブツブツが起こることもあるので、少しでもおかしいなと思ったら皮膚科を受診して下さいね。
ブツブツ見栄えの悪い日焼けによる湿疹は、できる前の紫外線対策と、できた後の徹底ケアがポイントです!
「日焼け後のケア」について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にして下さい。

記事執筆・監修
美容家・キレイナビ代表
飯塚 美香
ビューティーアドバイザーとして、幅広く活躍する美肌の専門家。美容薬学、薬膳マイスターの資格を生かし、外側だけでなく体の中からの健康的な美しさを追求する。
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