サンケア, スキンケア
8.272018
日焼けで水ぶくれが・・・対処法とは?やってはいけない2つのNG行動!
ひどい日焼けをしたときにできる水ぶくれ・・実はやけどの中でも症状が重いものに分類されます。
水ぶくれができたときは、正しく対処をしないと症状を悪化させたり、痕が残り見栄えが悪くなってしまうことも・・。
そうならないためにも正しい対処法について一緒学んでいきましょう!
日焼けで水ぶくれができる=重症のサイン
日焼けで皮膚がやけどしている状態というのは、今までいろいろな記事で見てきたかと思います。実は日焼けによる水ぶくれは、やけどの中でも重度に分類されてしまいます!やけどの程度は3つの段階に分かれています。
①Ⅰ度
やけどの中でも最も軽症で、表面の皮膚のみがやけどしている状態です。皮膚に赤みとヒリヒリとした痛みがあるのが特徴です。1週間以内で症状が改善され、水ぶくれができることはありません。
ほとんどの日焼けはこのⅠ度に分類されます。
②Ⅱ度
Ⅱ度になると、やけどの範囲が表面の皮膚だけでなく、その下の真皮に到達している状態です。
表面に皮膚は崩れ、白くなり痛みが強くなります。
そして24時間以内には水ぶくれができます。
③Ⅲ度
Ⅲ度にもなると、真皮にとどまらず脂肪層まで到達します。
皮膚は完全に壊死し、神経も変形してしまうので痛みを感じることがありません。
やけどが全身の2%に到達すると命を落とす可能性があり入院が必須となります。
ほとんどのやけどは、Ⅰ度~Ⅱ度までなので、水ぶくれができるものは重度に分類されてしまうことがわかりますね。
日焼けで水ぶくれができる理由
肌が日焼けをし、やけどしている状態になると、肌はダメージを早く治そうと血清やフィブリン、細胞成分など、あらゆる成分が配合されている液体を作り出します。
この液体こそが水ぶくれの主成分なのです!
水ぶくれができるということは、肌がそのくらいダメージを受けている証拠ということになります。
日焼けでできた水ぶくれの対処法とは?
日焼けで水ぶくれができてしまったとき、正しい対処をしないと水ぶくれを潰してしまい、肌の状態を悪化させる原因になります。
もし万が一水ぶくれができる日焼けをしてしまったときは、慌てず正しく対処しましょう。
①とにかく患部を冷やす!
やけどはとにかく冷やすことが大切なので、水ぶくれができてしまっている肌をしっかりと冷やすことが大切です。
水ぶくれができている部分をしっかりと冷水で冷やしましょう。
このとき冷水で冷やすことができない!という場合はガーゼで氷を包んで冷やすといいでしょう。
どこまで冷やせばいいかというと・・
「痛みがなくなるまで!」です。
冷やし過ぎは体温が低下してしまうので注意が必要です。
②清潔なガーゼをあてて保湿!
日焼けは肌を乾燥させてしまい、さらに細菌感染しやすい状態を作ります。
そのため、清潔なガーゼを当ててしっかりと保湿をして細菌感染を予防することも大切です。
保湿をしっかりするということは、痕を残さないということにも繋がります。
水ぶくれに絶対にしてはいけない2つの行動
水ぶくれができたときに、絶対にしてはいけないことが2つあります!間違ってもしてしまわないようにしましょう。
①水ぶくれを触る・潰す
水ぶくれができているということは、その部分の肌を修復しているということなので、むやみに触ったり潰すということはしないで下さい。
水ぶくれは肌が改善されると自然に体内に吸収され消えていきます。
潰してしまうと痕が残る可能性もありますよ!
水ぶくれができているときは、シャワーにして石鹸などでこすらないことも大切です。
水ぶくれがある部分は水で流すだけにしておきましょう。
②肌をパックする
肌を保湿することは大切ですが、間違ってもパッティングをすることは、肌の炎症を悪化させることに繋がります。
日焼けの水ぶくれが重症のサイン!破けたら早めに皮膚科の受診をして正しく治す
日焼けで水ぶくれができてしまったとき、やけどの重度に分類されるということがわかりましたね。
もし潰れてしまった場合はそこから細菌感染を起こす可能性があるので、皮膚科を受診して適切な治療を受けることが大切です。
自己判断による対処法は炎症を酷くしたり、痕が残ってしまう可能性があります。
さらに水ぶくれが潰れていなくても、広範囲にできてしまっている場合も病院を受診しましょう。