最近、お肌の調子がいまひとつ。その原因は春の「ゆらぎ肌」かも
暖かくなるにつれ「お肌の調子がコロコロ変わる」なんてことありませんか?
ちょっとした刺激やストレスなどに左右される「ゆらぎ肌」。いつ大きなトラブルが発生してもおかしくないほど、春のお肌は不安定で危なっかしい状態。一年でもっともいたわってあげる必要があります。
春にお肌がゆらぐ理由はいくつか考えられますが、大きな要因となっているのが短期間での気温の変化。たとえば東京の場合、1月、2月の平均気温はほとんど変化が見られないのに、3月からは急上昇。4月までの1カ月の間に10℃ほどの差が生まれます。
気温が上がると皮脂腺のはたらきが活性化して皮脂の分泌量が増え、その余分な皮脂が肌環境の悪化を招きます。しかし、お肌にはまだ冬の乾燥ダメージが残ったまま。目の周りや口の周りはかさつくのに、「Tゾーンだけベタつく」というお悩みも急増します。カサついているのにニキビができたり、肌あれがひどくなったり、複雑な肌トラブルが多いのも「ゆらぎ肌」の特徴です。
絶不調期の春のお肌に追い打ちをかけるのが花粉に黄砂、そしてPM2.5などの有害物質の飛散です。さらに、春の紫外線量は真夏とさほど大差がありません。外にちょっと出ただけでもお肌を刺激する要素がいっぱいです。
だた、デリケートな肌状態ゆえに、「ゆらぎ肌」はあれこれ試しても思うように成果があがりにくく、お手入れのやり方によっては逆効果となることもあります。まずは、普段のスキンケアがお肌の負担にならないように「落とす」「うるおす」を見直して、丁寧なシンプルケアを心がけます。そして、十分な睡眠時間の確保やバランスの良い食事など、正しい生活習慣でお肌の回復をサポートしましょう。
落とす
クレンジング剤や洗顔料を長い時間お肌に置くと、必要なうるおいまで洗い落とされてしまいます。理想は1分以内。一方、すすぎはぬるま湯でしっかりと行います。また、お肌のうるおいまで落とさないように、洗う時は小鼻周りなど皮脂の多いところからスタート。目の周り、口の周りなど乾燥しやすい部分は最後に洗うようにしましょう。
うるおす
洗顔後は間髪入れずうるおい補給。お肌は一度にたくさんのうるおいを受け止めることができないので、保湿化粧品は2〜3回に分けて重ねぬり。仕上げにハンドプレスでうるおいを閉じ込めましょう。化粧水や美容液などで水分や美容成分をなじませたら、最後にクリームなどで油分をなじませ、水分が蒸発しないように蓋をすることもお忘れなく。